執り成しの祈りを導く神

創世記18章16~33節

選択する事柄によって、その人の人生が変わります。そのことをアブラハムと彼の甥のロトは、私たちに示しています。アブラハムは、ロトに対して土地の選択の優先権を与えました。そこでロトは、主の園のように潤っているヨルダン川流域の低地一帯を選びました。そこには邪悪な町ソドムも含まれています。ロトは、恥と災いへと下りはじめ、歴史上最初の信仰からの脱落者、巡礼者精神のない人間と成り果てます。一方、ネゲブ地方を選んだアブラハムは、滅びゆくソドムに心を痛め、この町の救いのために執り成して祈ります。教会の使命は、私たちが居住する町やそこに住む人たちのために執り成して祈り、一人でも多くの方々が主の救いにあずかっていただくことです。アブラハムの執り成しの祈りは、そのことを教えているのです。

2018年7月15日 加山彰一