弱い時にこそ強し

コリントの信徒への手紙 二 12章1~10節

強さを誇る人たちは数え切れません。逆に弱さを誇る人は極めて少ないと思います。神は、心を低くして主イエス・キリストを迎える謙遜な人に恵みを施されます。人は皆、弱さを持っています。肉体的、精神的、知的、そして霊的な弱さや欠点を抱えています。さらに、経済的問題、人間関係の問題などを抱えている人もおられるでしょう。これらの問題に対して、自己弁護したり、言い訳をしたり、隠したりしても問題は何一つも解決されません。かえって、神がその問題を通してなさろうとしておられることを妨げてしまいます。神は、ご自身の栄光を現されるために私たちの弱さを用いられます。神は、自分の力に頼ろうとする人には感心しません。神は、自分の弱さを知って、それを認める人に関心を寄せられるのです。私たちは、パウロのように「キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう。・・・・わたしは弱いときにこそ強いからです。」(コリント 二 12:9b,10b)

2018年6月24日 加山彰一