救いに至らせるために

創世記45章1~15節

ヨセフは、兄弟たちに自分の身を明かしました。ヨセフと兄弟たちは、涙を流して喜び合いました。こうして、兄弟たちとヨセフは和解することができました。私たちは、神を仲介とする和解に至るためには、自分が望むように生きるのではなく、神が望まれるように生きることが必要です。神は、ご自身が召された人たちと共に働かれます。そして、すべてを益としてくださいます。私たちは、神の御手の中で生かされています。そのことに気づくならば、私たちの主イエス・キリストの十字架の死は無駄にはならないでしょう。主の十字架は、神の御支配が私たち一人一人にあることの証拠です。そして、復活の主が私たちと共におられることは、永遠の命の証しです。神が望まれるように生きるなら、他者への怒りは神への賛美に変えられるでしょう。ヨセフの生涯がそうであったように。

2019年8月25日 加山彰一