母の日の起源とその意義

「あなたの父母を敬え。そうすればあなたは、あなたの神、主が与えられる土地に長く生きることができる。」                  出エジプト記20章12節

 

母の日は、1905年5月9日にアンナ・ジャーヴィスさんが母親に対する敬愛のしるしとして、たくさんのカーネーションを彼女の母親 (アン・ジャーヴィス) の追悼記念会の会場に飾ったことが列席者に深い感銘を与えたことに始まります。
その後、1908年5月第二主日に百貨店王と呼ばれ、アメリカ合衆国の郵政長官を務めながら教会学校の教師や校長を忠実に奉仕されたジョン・ワナメーカーが先の女性のエピソードを聞き、自分の百貨店の店頭で「母親に感謝する会」を催して女性たちにカーネーションを配ったことで、一般の人々に「母の日」が広がりました。
「母の日」の大切なことは、この日が神さまの言葉を分かち合う教会学校のクラスから起こされたことです。アンナの母親は、娘の少女時代の教会学校の教師だったのです。神さまへの信仰がなければ、神さまも母親も喜ばすことはできません。母親はいつでもわが子の信仰と成長を祈りに覚えているのです。従って、その子は、母親を敬愛して生きることが求められるのです。父親に対してももちろんです。
私たちバプテストは、当初から幼児教育に祈りと力を注いできました。幼子をキリストへ導くためには、まず、両親がキリストを信じる信仰に導かれなければなりません。
私たちは、母の日を教会の将来を展望する時として主が与えてくださった日と受けとめて神さまの御言葉を共に学び、分かち合いましょう。

                          2018年5月13日 加山彰一