神の恵みを無にしない

ガラテヤの信徒への手紙2章11~21節

 キリスト者にとって重大な事柄は、神に救われたことです。これこそ、神の恵みです。従って、神の恵み以上のものはこの世に存在しません。主イエス・キリストの十字架によって示された神の恵みは、聖なるもの(神ご自身のもの)です。私たちは、その神の恵みを感謝していただくだけです。他人の愛から出た贈り物を拒否する人は、誰もいません。しかし、神の愛から出た最高の贈り物(神の恵みとしてのイエス・キリスト)を拒否する人が多いのです。もし、私たちが自分の努力で神の恵みを得ようとするならば、イエス・キリストの十字架によって示された神の愛と恵みを無にしてしまいます。そして、信仰は、実りのないただの行いになってしまいます。それゆえに私たちはパウロと共に、「わたしは、神の恵みを無にはしません。」と感謝の生活に進みましょう。そして今、心を新たにして神の恵みであるイエス・キリストを心の内にお迎えし、キリストと共に生きる恵みの人生を過ごしましょう。

                           2019年5月5日 加山彰一