あなたがたに平和があるように

ヨハネによる福音書  20章19節~29節 ショートメッセージ

新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。先の見えない状況の中で、どこにも行くことができず、ストレスを感じておられる方も多いと思います。私たち家族も、本来ならば皆さんともっとお話しをしたり、水戸の色々な場所行ってみたいと思っていましたが、それも叶わずにいます。しかし、このような時期であるからこそ、私たちは自分と神様との関係をゆっくり見直す時にあるのかもしれません。
神様は、私たちがどこにいても、一緒にいて下さるお方です。今日の箇所では、イエス様の復活後、弟子たちが恐れて家の中に閉じこもっていたという様子が伝えられています。そのような弟子たちのもとにイエス様が来られて、「あなたがたに平和があるように」と言われました。イエス様は、ご自身の言葉を伝えるために、私たちのもとに来て下さいます。
私たちは、日常生活の中で、特に聖書を通して、その言葉を聞くことができます。今、それぞれ場所は離れていますが、御言葉にあって、私たちは一つとされています。十二弟子の一人であったトマスは、他の弟子たちにイエス様が現われた時に、一緒にいませんでした。そして、直接イエス様を見て、手で触れるまでは信じないと言いました。主は、そのようなトマスのもとにも現れてくださり、他の弟子たちと一緒に、神様を体験できるようにして下さいました。主は、そのような私たちにも御言葉を信じる者にして下さいます。また、そのことをご一緒に教会で礼拝をしながら経験できるようになる日が来ることを信じます。

2020.4.19 服部紘司