ヨハネによる福音書20章11節~18節 ショートメッセージ
イースターおめでとうございます。イエス・キリストは、十字架で死なれ、墓に葬られ、よみに下り、三日目によみがえられました。それは、イエス様を信じるすべての人が、同じように復活の命にあずかるためでした。復活がなければ、私たちの人生も、信仰も、空しいものです。「そして、キリストが復活しなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお罪の中にあることになります。(Ⅰコリント15:17)」。
しかし、イエス様は実際に復活されて、人々の前にお現れになりました。マグダラのマリアは、その最初の目撃者です。マリアは、墓の外に立って泣いていました。墓の中に葬られたはずのイエス様の遺体が無くなっていたからです。私たちも、目に見えるものにだけ希望を置いていると、それが取り去られた時、嘆き悲しむことしかできません。そのようなマリア、また私たちに対して、イエス様は言われます。「わたしにすがりつくのはよしなさい(17節)」。これはイエス様にすがってはいけないということではありません。約2000年前に生きた人間としてのイエス様に希望を置くのではなく、聖書の預言通りにかつて生き、死なれ、そして復活し今も生きておられるイエス様に希望を置くように、ということです。
本日より、新型コロナウイルスへの対策として、礼拝堂で一同に会する礼拝はしばらく行わず、それぞれのご家庭でインターネットの礼拝ライブ配信や、音声録音、宣教原稿などを用いて礼拝いただくことになりました。そのような中にあっても、主は生きて働いて下さり、私たちに復活の希望、永遠の命の喜びを与えて下さると信じます。また教会でご一緒に礼拝できる日を待ち望みつつ、今日の日を共に喜び祝いましょう。
2020.4.12 服部紘司