ガラテヤの信徒への手紙4章8~20節

教会の中に惑わす人たちが入り込んで来ることがあります。そのような人たちは、福音の真理を曲げて教会を非難し、時に指導者を非難することもあります。教会を神の福音に沿って形成して行こうとするならばよいのですが、派閥的動機から敵意・反感を抱いてするならば問題です。使徒パウロは、「キリストが教会の内に形づくられるまで産みの苦しみをする」と語っています。教会が名実共に教会となる、つまり、キリストが信徒たちの内に形づくられるためには、産みの苦しみが伴うのです。教会が霊的に成長し続けるには、指導者の心労が伴うだけでなく、キリストご自身もまた教会のために苦しみを負い続けているのです。私たちは、神の教会を惑わす者にならないように福音の真理に立ち、私たちの罪を贖ってくださった主イエス・キリストに忠実に従い、教会の交わりを愛して信仰生活に励みましょう。

2019年5月19日　加山彰一