フィリピの信徒への手紙3章12節~4章1節
聖書は、キリスト者の姿の一つに「目標を目指して走る走者」というイメージがあります。キリスト者は、ゴールである御国を目指してひたすら走り続ける走者というわけです。さわやかな春の季節、美しい花に囲まれている道を走ることもあれば、猛暑の砂漠の道を汗にまみれながら走るときもあります。秋の紅葉の谷合を走ることもあれば、寒風が吹き荒れる道を走るときもあります。時に妨害するものに出会うこともあります。聖書は、キリスト者の走り方として、後ろのものを忘れ、賞を得るために、さらに目標を目指して走ることを勧めています。私たちは、走り続けている時に、疲れを覚えたり、転倒して怪我をしたりすることもあるでしょう。しかし、私たちには主イエス・キリストが伴走しておられます。主イエスは、時に励まし、慰め、支えてくださいます。それにより、私たちは、確かな目標である御国を目指して走り抜くことができるのです。
2019年6月23日 加山彰一