ルツ記4章1~17節
ルツ記は、ハッピー・エンドへと向かいます。ボアズは、ベツレヘムの門のところで親戚の人や10人の長老がナオミの亡き夫のエリメレクの畑地をどうするかと話し合います。結局、ボアズが遺産を引き継ぐことになり、マフロンの妻であったルツも彼が引き取って妻とすることで終わりました。結局、ナオミ、ルツ、ボアズは、それぞれその望むものを得ることになります。ボアズの親戚の人も余計な土地を買い込まずに済んで喜んだことでしょう。ナオミの顔は、モアブでの苦難に満ちた顔から喜びの顔に変わっています。ナオミの暗い夜は必ず明け放たれたのです。ボアズにはルツとの間にオベドが生まれ、オベドにはエッサイが生まれ、エッサイにはイスラエルの王となるダビデが生まれたのです。そして、ルツはイエス・キリストの系図の中にその名をとどめることになりました。神は、忠実に神に従う人を決して見捨てず、豊かな祝福を与えてくださるのです。
2019年9月29日 加山彰一