喜びの人生

ルカによる福音書10章17~24節

 あなたが喜びとすることは何でしょうか。健康でしょうか。財産でしょうか。能力や体力でしょうか。実は、私たちの健康、財産、能力、それに気力も喜びの源泉というよりも、心配の種となる可能性があるのです。歳を重ねれば身体が弱って健康を損なうことを心配し、財産は使うに連れて少なくなることを心配し、能力や体力は毎年減退していくことを心配するという具合です。今日の聖書の言葉は、私たちが何を喜びとして生きればよいのか、あるいは、喜びの源はどこにあるのかを教えてくださいます。主イエスは、伝道の成果を上げて喜んで帰って来た弟子たちに、「それはあなたがたの努力というよりも、聖霊によってなされたことだから、神に栄光を帰するようにしなさい。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されたことを喜びなさい。」と語りました。ですから、私たちが喜ぶことは、自分が何をしたかではなく、天に私たちの名が記されていることです。すなわち、神の国の住民とされることによって、神の働きが主イエスから委託され、それを行うことができるのです。これを、私たちは喜びましょう。あなたが主イエス・キリストを主と信じて、あなたの名が天に記されて喜びの人生を過ごせるように祈り願っています。

2019年2月10日 加山彰一