コリントの信徒への手紙 一 15章50~58節
私たちは、日常生活において思わぬ苦難に遭うことがあります。過去に傷つけられ、苦しめられたことを記憶に留めて置く人は、他者への恨みと憎しみを抱いたまま生活することになります。そこから脱却するには、キリストの十字架と復活信仰に生きる以外ありません。キリストの十字架を受け入れることによって過去の罪が赦され、心の傷を主イエスがいやしてくださるのです。さらに、キリストの復活を信じる信仰は、信じる人に将来を見据えさせ、復活の希望と喜びに生かしてくれるのです。今もなお、イエス・キリストの愛の御手が私たちに伸べられています。その主イエスの愛の御手に依り頼み、支えられて生きるなら、苦難は喜びに、挫折は希望に変えられるのです。復活の希望に生きる人は、信仰に堅く立ち、より強く、より良い人生を歩むことができるのです。 2018年5月27日 加山彰一