最大の宝を持つ人

コリントの信徒への手紙 二 4章7~15節

クリスチャンは、キリストが内に生きておられることの証人です。信仰に生きるとは、まさに、「わたしは、キリストと共に十字架につけられている」との自覚を常に持って生きることです。十字架につけられた以上、生きているのは私たち自身ではありません。「キリストがわたしの内に生きておられる」のです。私たちは土の器です。その土の器に中に何も入っていなければ、それは空っぽの器に過ぎません。けれども、主イエス・キリストという宝の中の宝、最大の宝を内に納めていれば、神の栄光を現す器、神と人に役立つ器となるでしょう。それでも、神が私たちに求められるのは、従順と謙遜です。このように神に対する従順と神と人とに謙遜に生きる時、キリストが私たちの内に生きておられることを実感できるのです。これが真実の信仰です。                                                                                     2018年6月10日 加山彰一