神は人に笑いを与える

創世記21章1~8節

聖書は「主は、約束されたとおりサラを顧み、さきに語られたとおりサラのために行われたので、彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。」(創世記21:1~2a) と語っています。この時、アブラハムは百歳、サラは90歳でした。サラについて言えば、子どもが与えられることは絶望的でしたが、神の恵みを受けた人でした。神の恵みは、いかに絶望的であるとしても希望を与えるものです。神の奇跡は、神の約束に基づいてなされます。それがなされた時に、私たちは素直に受けとめる信仰を持つ必要があります。高齢のアブラハムとサラ夫妻に男の子 (名はイサク「笑い」の意味) が与えられるのは神の奇跡ですが、それ以上に、神の約束を信じ抜いた二人の信仰は見事と言わざるを得ません。こうして、サラに笑みが与えられました。私たちが「神の約束は変わることがない。」との信仰に立つ時に、神の驚くべき恵みを見ることができるのです。

   2018年7月29日 加山彰一