自由へと召し出される

ガラテヤの信徒への手紙5章2~15節 自由は、一般的に「自在、勝手気まま、遠慮がない、解放、釈放」という意味で使われています。これらの意味では、「自由」は掴みどころのないものとなってしまうでしょう。それでは、自由の本当の意味は何でしょうか。パウロは、ガラテヤの諸教会の人たちに「自由を得るために召し出 ...

キリストが形づくられるまで

ガラテヤの信徒への手紙4章8~20節 教会の中に惑わす人たちが入り込んで来ることがあります。そのような人たちは、福音の真理を曲げて教会を非難し、時に指導者を非難することもあります。教会を神の福音に沿って形成して行こうとするならばよいのですが、派閥的動機から敵意・反感を抱いてするならば問題です。使徒パ ...

キリストに結ばれる人は神の子  

ガラテヤの信徒への手紙 3章1~6節、3章26~29節  信仰を言い表してバプテスマ(バプテスト教会は、洗礼ではなく「バプテスマ(浸礼)」と呼ぶ)を受けた人は、神の子としてキリストを信じる信仰共同体(教会)に属します。そして、その信仰共同体は、キリスト・イエスにおいて一つとされます。パウロは、この「 ...

神の恵みを無にしない

ガラテヤの信徒への手紙2章11~21節  キリスト者にとって重大な事柄は、神に救われたことです。これこそ、神の恵みです。従って、神の恵み以上のものはこの世に存在しません。主イエス・キリストの十字架によって示された神の恵みは、聖なるもの(神ご自身のもの)です。私たちは、その神の恵みを感謝していただくだ ...

福音はほかにない 

ガラテヤの信徒への手紙1章1~10節  ガラテヤの諸教会で起きたこと(キリストの福音から離れる)は、今日、どこの教会でも起こり得えます。使徒パウロは、激しい感情を表しながらガラテヤの諸教会に対して、責任をどのように負うのかを迫ります。彼は、「ほかの福音」に傾倒し、彼自身の伝えたキリストの福音から離れ ...