アブラハムの僕の祈りと信仰 

創世記 24章1~27節

アブラハムの故郷に着いた彼の僕は、井戸のそばで神の憐れみを求めて祈りました。彼は、イサクの嫁さがしという重大問題に当たって、決して人間的な思いと人間の力だけで事を進めようとはせず、神の御心を求めて祈ったのです。そして、神の答えは、彼の願いをはるかに勝り、アブラハムの信じる神と同じ神を信じる人リベカが与えられたのです。この神の奇跡は、神のご計画によってなされたのです。そのことをアブラハムの僕は、信仰の目をもって受けとめ、神に賛美と感謝を献げました。彼は、神の驚くべき御業が静かに神へ祈りを献げ、すべてを神に委ねる時に与えられることを知ったのです。彼は、神のご計画がなされることを信じ抜くことを私たちに教えているのです。私たちが、神の導きの御手に心を開いて身を委ねる時、私たちの人生に静かな奇跡が起こるのです。静かな祈りと信仰こそ、神の恵みの御業がなされる秘訣なのです。

                    2018年8月19日 加山彰一