太陽の輝きサムソン

士師記13章1~5節, 19~25節

子どもは、親を映す鏡と言われますが、子どもを見ればその子の親が分かります。子どもに笑顔や喜びがないのは、多くの場合、その子の両親に問題があるのです。サムソンの両親は、神への祈りと神の御言葉に聞き従う人でした。ですから、士師記13:24に記されているように「主はその子を祝福された」のです。両親の神との豊かな交わりは、その子を救い、主の祝福にあずからせるのです。「太陽の輝き」の意味を持つサムソンが誕生した時代は、イスラエルの人々が主によってペリシテ人の手に渡されていました。聖書は、イスラエルの人々が主の目に悪とされることを行ったためであると語っています。それほどに、イスラエルの神信仰が弱まり、荒廃していた時にサムソンは誕生したのです。士師記13章25節に「主の霊が彼を奮い立たせた。」とありますが、これは、波乱に富んだサムソンの生涯への導入としてふさわしい言葉でしょう。聖霊に満たされた人は、神と共に歩み、神の目的に生き、神の計画に従い、祈りと御言葉に専念し、主に礼拝と賛美を献げ、主に仕える人と言えるのです。

2018年9月16日 加山彰一