キリストの福音の備え

ルカによる福音書3章7~20節

キリストの証し人としてのバプテスマのヨハネは、徹底して主イエス・キリストに仕える者として立っています。「わたしはあなたたちに水でバプテスマを授けるが、私よりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打もない。」と語る彼の言葉の中に真実があります。証し人バプテスマのヨハネの役割は、ただ救い主イエス・キリストの道備えをすること、すなわち、人々に救い主の到来を告げ知らせ、主イエス・キリストによって救われることを準備させることでした。彼は、自分よりも主イエスが人々から注目されることを心に留めて、自分自身を低くする人の貴重な模範です。神は、私たちの前にキリストが立ってくださるようにとバプテスマのヨハネを証し人の模範として示されました。キリストの福音に生きる教会は、キリストの使命を担いつつ、十字架と復活の主を証しし続けるキリストの群れです。教会の主は、永遠に生きるキリストであり、このキリストが私たちを真に生かし、福音宣教に用いるのです。   

       2019年1月6日 加山彰一