神は私たちを忘れない

創世記40章1~23節 ヨセフは、ポティファルの妻の憎しみと悪意に満ちた訴えによって牢獄に入れられました。しかし、主がヨセフと共におられて、監守長の目にかなうように導かれたので、彼は自分のすることをヨセフに委ねました。そのうちに、エジプト王の給仕役の長と料理役の長が王に過ちを犯したので監獄に入れられ ...

主が私たちと共におられる

創世記39章1~23節 ヨセフは、ファラオ(エジプト王)の宮廷役人で侍従長のポティファルに買い取られました。聖書は「主がヨセフと共におられたので、彼はうまく事を運んだ」と記しています。神は、異国の地で奴隷の身であるヨセフを顧みられました。ヨセフが神に顧みられたのは、神の祝福によります。ポティファルは ...

人間の心に潜む罪

創世記37章12~36節 ヨセフの兄たちの陰謀は、人間の内にある憎しみの恐ろしさが巧みに展開されていきます。ヨセフが近づいてきたときに兄たちは、彼を殺してその死体を穴(水の涸れた縦穴の井戸)に投げ込むことに決めました。彼らは、憎悪に駆られてヨセフを亡き者にしようとしたのです。つまり、実力行使による排 ...

夢見るヨセフと兄弟たち

創世記37:1~11 聖書は「ヤコブがヨセフを偏愛したのは、年寄り子であった」と述べています。ヤコブは、ヨセフに特別な着物を与えました。物をもって愛を表すことは、異常な愛情のしるしです。神の愛に基礎を置かない人間的な偏愛や溺愛は、何一つ良い結果を生まないのです。続いてヨセフは、麦束と天体の夢を兄たち ...

主において共に喜ぶ

フィリピの信徒への手紙4章10節~20節 使徒パウロは、獄中にあって、獄に入れた人たちへの非難や苦情を述べてはいませんし、注文や要求もしていません。彼は、福音宣教者としての活動を進める中で飢えや渇きに耐えなければならない時でも、また、着るものも枕するところもない時でも、すべての境遇に処する秘訣を心得 ...