人生の方向を転換する

ルカによる福音書5:27~32  レビは、収税所に勤務する徴税人でした。ローマの占領下にいる人々は、重い税金を掛けられ苦しんでいました。徴税人は、法定外の税金を取り立てていたので人々から反感を買っていました。ところで、レビが収税所に座っている時に主イエスから「わたしに従いなさい」と言われ、彼は何もか ...

沖へ漕ぎ出そう

ルカによる福音書5:1~11 ゲネサレト湖(=ガリラヤ湖)は、漁師たちの働きの場です。真剣に働く人は、いい加減な仕事はできません。ペトロたちは、真剣に夜通し漁をしましたが何も獲れませんでした。彼らが岸で網を洗っている時に主イエスが来て「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい。」と言いました。彼らが主 ...

主の恵みの年を告げる

ルカによる福音書4章16~30節  主イエスは、お育ちになったナザレに行き、安息日に会堂に入るとイザヤの巻物が渡され、60章1~2節を朗読しました。この御言葉には、主イエス・キリストが私たちのもとに遣わされた四つの目的が記されています。捕らわれている人を解放し、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫 ...

キリストの福音の備え

ルカによる福音書3章7~20節 キリストの証し人としてのバプテスマのヨハネは、徹底して主イエス・キリストに仕える者として立っています。「わたしはあなたたちに水でバプテスマを授けるが、私よりも優れた方が来られる。わたしは、その方の履物のひもを解く値打もない。」と語る彼の言葉の中に真実があります。証し人 ...

悲しみを負いつつ生きる

マタイによる福音書2章13~23節 幼子イエスは、羊飼いたちや占星術の学者たちの祝福を受けましたが、間もなく、ヘロデ王に追われて密かにエジプトへ旅立ちました。神が人間になった時、安住の地を見出すことができませんでした。主イエスは、いわゆる「家なき子」として旅先の家畜小屋に生まれ、流浪する人として不安 ...

学者たちの旅と信仰

マタイによる福音書2章1~12節  東方の占星術の学者は、何の目当てもなく、また、闇雲に旅に出たのでもなく、不思議に輝く星を見つめながら旅を続けました。輝く星は、終始彼らを導きました。彼らは、知恵と知識が豊富でしたが、それに頼ることなく、星に導かれるままに旅をしたのです。この星は、主イエスと出会う道 ...