主は生きておられる

ルツ記3章1~18節 ナオミはルツに「わたしはあなたが幸せになる落ち着き先を探してきました。」と語りました。さらに、彼女はルツが落ち穂を拾った畑の持ち主はボアズであり、彼は自分の親戚であることを告げました。そして、ボアズのところに行くように言いました。ルツは、ナオミの言葉を素直に受け入れてボアズのも ...

憐れみ深い主

ルツ記2章1~23節 モアブの女性ルツは、姑のナオミを離れないでベツレヘムへ行き、喜んでナオミと生活を共にすることを誓いました。さて、ナオミの亡夫エリメレクの親族にボアズという人がいました。ルツは、彼の畑で落ち穂を拾う仕事をしました。彼女は、夫を亡くした異邦の女性というだけで排斥される恐れがありまし ...

神の民として生きる

ルツ記1章7節後半~22節 ナオミは、モアブの野での経験から、主は良い事だけを造り出す方ではないことを学びました。豊かな土地に帰るに当たって、ナオミの手には何もなく、苦い思いで満たされていたのです。彼女は、故郷のベツレヘムに帰る途中で、二人の嫁にモアブに帰ることを勧めました。その一人のオルパは、ナオ ...

神はその民を顧みられる

ルツ記1章1~7節前半 ルツは、モアブの女性です。マタイによる福音書1章の「イエス・キリストの系図」によれば、ルツはボアズの間にオベドを産み、オベドはエッサイを、エッサイはイスラエルの王となるダビデをもうけています。すなわち、ルツはダビデの曾祖母ということです。そして、ダビデの末裔にイエスが連なるの ...

救いに至らせるために

創世記45章1~15節 ヨセフは、兄弟たちに自分の身を明かしました。ヨセフと兄弟たちは、涙を流して喜び合いました。こうして、兄弟たちとヨセフは和解することができました。私たちは、神を仲介とする和解に至るためには、自分が望むように生きるのではなく、神が望まれるように生きることが必要です。神は、ご自身が ...

父を悲しませてはならない

創世記44章18~34節  あなたは、あなたの両親を悲しませるようなことをしていませんか。今日の聖書箇所においてユダは、すでに、ベニヤミンの兄のヨセフがいなくなったので、父が悲しんでいること、さらに「末の息子がいなくなったら父は死んでしまいます。父親に、そのような嘆きと悩みを与える息子がどこにいるの ...

神が忘れさせてくださる

創世記41章37~57節 ヨセフの時代のエジプトの支配者はアジア系の人でした。ヒクソス王朝時代(BC1720年~1570年の150年)と言います。このファラオは、聡明なヨセフを宰相に抜擢しました。そこで、ファラオは英知に満ちたヨセフに妻を与えるのです。オンの祭司ポティ・フェラの娘のアセナトです。そし ...

豊作と飢饉の夢

創世記41章1~36節  ファラオの前でのヨセフの夢解きは、ファラオの二つの夢が同じ意味を持っていることを告げます。つまり、七年の豊作の後に七年の飢饉が起こることです。そこで、ヨセフはファラオに飢饉が訪れる前に豊作の時期に食糧を備蓄するように進言します。こうして、ヨセフは私たちにも豊作と飢饉の出来事 ...

神は私たちを忘れない

創世記40章1~23節 ヨセフは、ポティファルの妻の憎しみと悪意に満ちた訴えによって牢獄に入れられました。しかし、主がヨセフと共におられて、監守長の目にかなうように導かれたので、彼は自分のすることをヨセフに委ねました。そのうちに、エジプト王の給仕役の長と料理役の長が王に過ちを犯したので監獄に入れられ ...

主が私たちと共におられる

創世記39章1~23節 ヨセフは、ファラオ(エジプト王)の宮廷役人で侍従長のポティファルに買い取られました。聖書は「主がヨセフと共におられたので、彼はうまく事を運んだ」と記しています。神は、異国の地で奴隷の身であるヨセフを顧みられました。ヨセフが神に顧みられたのは、神の祝福によります。ポティファルは ...